「何か運動したいな」と思うときは、やはり長年やってきた運動が手っ取り早いです。
何の運動でもそうでしょうけど、テクニックは重要になります。
ただ運動しているだけでは、効果も進歩もありません。
ということで、運動中はテクニックについていつも考えるクセが私にはあります。
競歩という競技は、私が知っているモントリオール五輪(1976年)から現在まで見ていますが、テクニックはどんどん変わっていっています。
ルールはカンタンに言えば「膝を伸ばす」「片方の足が地面についている」なのですが、スピード化にともなってずいぶん変わりました。
なので私も運動中に現在の歩きに変えてみました。
すごい違和感(笑)
現在の競歩選手はキックを重視する歩き。走りと同じ、地面から反力をもらって前進しようとしています。
何か安定感が無い動きになってしまいます。
なんでかな~と思いましたが、競歩は見た目とバランスが重要だと思います。
走りというのは、速く走っていてもゆっくり見えたりしますが、競歩の場合それだとフォーム・バランスのつじつまが合わなくなってきます。
私は選手では無いので、どっちでも良いと言えば良いのですが(笑)競歩で速くしていくというのとは違くなってきます。
競歩で速くしていくというのは、やはりピッチとストライドの関係。キックなどの反力を使うのは、オマケかもしれません。
三浦康二さん
体を「くの字」に曲げて腰を回転させることで、衝撃を吸収することができるわけですが、鈴木選手は、それが非常にうまいです。
習熟度が低い選手は、着地の時にドンろ着いて、そのまま衝撃で飛び上がってしまうので余計に疲労します。
しかし鈴木選手の場合は、胴体の筋肉をうまく使って、衝撃をうまく吸収する能力に優れているのです。
以上。
鈴木選手の前に鈴木無し、鈴木選手の後ろに鈴木無しの日本競歩。
どうしても競歩をやり始める時、故障とかでイヤイヤやり始める選手が多いので、競歩に対する愛着度が低いです。
そのため、テクニックを極めようとする精神や、面白さを追求する感じが見受けられません。
日本は世界記録保持者がいて世界選手権覇者が2人いますが、私としては中国に20年遅れていると思います(中国はだいぶ前から世界チャンピオンになっている)
いかに鈴木選手と同じテクニックを持った選手を育成できるか。
だいたい競り合った時に育ちがわかると言いますか。。。
競歩はこういうものだという信念がある者は、テクニックを享受でき、成長につながるんでしょうね。
話はそれましたが、競歩のテクニックは受け継がれているみたいです。
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