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精神疾患のある方と家族間

精神疾患等のある方を搬送させて頂く民間救急とうねりケアサービスです。

 

私どもはご家族からの依頼が多いです。

ご家族ではどうにもならなくなって、色々搬送業者を探して行き着いて頂いたのでしょう。

 

昔より精神疾患搬送業者は増えています。新規参入の業者もいますので選ぶのは大変です。

情報化社会で探そうと思えばいくらでも探せますが、ご家族が必要としている業者に当たるかどうかは別問題みたいです。それでも、ご家族自身が探すという行動は無駄にはならないと、私は思っております。

なぜかというと、ご家族が一番情報を持っているからです。

 

お電話頂けると「なんでも良いから病院へ連れてってくれ」というお話し。

もう家族ではどうにもならなくなったのが伝わります。

 

中には私どもが話しても「嫌だ」というだけだから話しても無駄、という雰囲気は伝わります。

 

ご家族というのは外の人間にはわからない世界です。

積もり積もって堅くなに成る場合もあるでしょう。

 

私は6人家族でしたが、子どもの頃の印象が残っているのか、「偉そうなことを言って!黙ってろ!」となりがちです。そりゃ、ろくにしゃべれない頃を知っていれば、姉ならばいつまでも姉の気持のままかもしれません。

 

そういう家族間の中に第三者の意見を入れると、客観的に考えられるようになります。

「新しい風」ですね。空気もフレッシュになります。

 

家族間ではまったく話を聞かないとなっている精神疾患の方も、外から来た人が親身になって聞いてくれると、気分も変わるものです。

 

なので私ども民間救急とうねりケアサービスでは会話を重視しています。

中には会話が成立しない方もいらっしゃいますので、それは別の対応になります。

 

高齢者の方で認知症かもしれないという方がいらっしゃいます。

会話が成り立たないかというとそんなことはありません。

もちろん年齢なりに機能は落ちているかもしれませんが、意志は伝わります。

 

私も高齢の親がいました。

介護度の判定などで自宅に判定員の方がいらっしゃって、介護度が高く言われたり、認知が入っていると言われても、日常会話では問題ないと私は思いました。

もちろん第三者の意見は必要です。

 

家族の感覚と、世間の感覚のズレはあるので、ある程度調整は必要ですね。

そうしないと一般的社会生活ができなくなります。

 

精神疾患のある方も限界はその方なりにわかっています。

その切り替えが、家族ではプライドが許せないのかもしれません。

 

「新しい風」を取り入れるお手伝いになればと思っています。

 

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