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スタッフのシチュエーション別搬送

体重が重い利用者さん、キケンな行動をされるとする利用者さんを対応するときは、対応するスタッフも2~3人で対応する時があります。

 

スタッフが複数になると、指示を理解できているか、共同作業をするとき力を合わせられるかが重要になってきます。

たまにピントがズレちゃう人がいると、一人でやっている方がまだマシということになりかねません。

 

これは力があるとかいう問題ではありません。

 

仮に80キロの人を車椅子で階段を上げる作業があったとします。

私は60キロ前後の利用者さんなら、一人でも移動できる場合はあります。それがプラス30キロになるとかなり大変です。なので二人対応なのですがタイミングが合わないと、見た目二人でやっているのですが、一人で運んでいるキツい状態になってしまうのです。

 

そこで勉強が足りないスタッフだと「私代わりましょうか?」と勘違いが始まってしまいます。

80キロの人間を半分にしたら40キロ。二人で40キロづつならかなり楽ですが、力の入れどころがわからないのでしょうね。

例え入れ替わったとして出来なかったら、二度手間になるということを考えないのでしょう。これは力比べ大会ではないのです。二人でやるということは楽であり、力を使わず頭を使えと心で叫びます。

 

ちなみに車椅子二人対応での階段上げは、タイミングが合えばかなり楽です。

 

一人で上げる車椅子階段上げも、テコの原理などどこに力が加わっているか考えて力を入れないと、上がる方向に力は伝わっていきません。

そのスタッフは見ていると力を入れて無いで楽そうだったので、力の入れどころがわかっていなかったのでしょう。ちなみに他のスタッフでやった場合は楽でした。

 

介助などは、若い時や力があるうちは力技でどうにか出来ますが、そのうち腰痛ベルトをして介助し続けたり、マッサージなどでカラダのメンテナンスをしないと仕事をし続けられないカラダになります。

 

私のブログにもこれからあげますがバランスとタイミングは運動では重要です。仕事は結果カンタンに終わる方がリスク回避にもなります。

 

自分が考えるより人は考えないものだと反省しないといけませんか。

出来るように見えて、何も経験していないで仕事を続けているスタッフはいるかもしれません。

子供に教えるように丁寧に教えないといけない時があるんだと勉強になりました。

 

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