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日本人の癌の傾向

年を取って気になる病気といえばガンですね。

ガンというのは、症状が出る前から進行している場合があるのでやっかいです。

 

多くの方は定期健診などをして、ご自分の体調をチェックしていますね。

 

私の印象が強いのは口の中に出来るガン、口腔がんです。

喫煙の習慣、強い酒を飲むなどの方がなる印象があります。


口腔がんの統計

がんはどうやってできるか?

日本では年間約7,000人が口腔がんに罹患します。

30年前の統計と比較してみると、約3倍に増加しています。

このままの増加率でいけば、10年後には今の1.5倍となり、1万2千人以上が口腔がんに罹患すると予測されます。

罹患率の増加も含めて、最近の傾向は喜ばしいものではありません。

 

アメリカやイギリスなどの他の先進国では国を挙げてがん対策に取り組んでいます。

その結果、罹患率は高いのですが、アメリカの口腔癌の死亡者数は、最近の97年から5年間で、約1,200人以上という急激な減少がみられますし、イギリス、フランス、イタリアといった他の先進国の口腔・咽頭癌の死亡率をみても、アメリカ人と同様に減少傾向を示しています。

 

ところが日本では、死亡率・罹患率ともに右肩上がりが続いていて、現在は毎年7,000人が口腔がんにかかり、亡くなる人も3,000人を超えています。

日本のみが逆行し、取り残されているのです。

 

なぜ日本だけ、口腔がんによりなくなる方が増え続けているのか

アメリカを含めた先進国では、口腔がんによる死亡率が減少しているのでしょうか?

その理由は、国を挙げての積極的な口腔がん対策による早期発見、早期治療があげられると思われます。

特に書く基幹施設や基幹病院が中心となって、国民の口の中を一番見るであろう歯科医師を教育し啓発する体制ができていることが大きいと思います。

 

国民の口の中にもがんができることを知ってもらい、口腔がん健診などを広く普及させ、口腔がんにならないようにすること、口腔がんの検診システムを構築することが、口腔がんで死亡する人を少なくすることに重要と思います。

以上。


酒、タバコを嗜まない、健康的に運動をしている人もがんになる場合があります。

状況に応じて対応していくしかないのでしょうか。

 

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